ヘナカラーに使う〔インディゴ〕ってなに?
2020年03月13日
ヘナはオレンジ色に染まりますが、〔インディゴ(藍)〕を使うと、2度染めという方法で、白髪をしっかりと濃くブラウン(茶色)に染めることができます。
ヘナの2度染めについて詳しくはこちらの記事〔ヘナの〔2度染め〕って何ですか?〕をご覧ください。
今回は、ヘナ業者でも、ほとんど行ったことがないであろう、インディゴ(藍)の産地についてなど、お話していきますね。
◆インディゴ(藍)ってなに?
みなさん、日本に昔からある【藍染め】はご存知ですよね?
「インディゴ(藍)」の説明をするとき、「藍染めの藍です」と話すことが多いのですが、厳密に言うと、ちょっと違います。
そもそも【藍】というのは、【藍色(青色)】の色素を持った植物全般のことを指します。
その為、【藍】と言っても、さまざまな種類があり、日本古来の【藍染め】の【藍】は〔タデアイ〕と言ってタデ科の藍を、発酵させて、布などを染めます。
一方、髪染めに使う【藍】は、インド原産の木藍とも呼ばれる〔マメ科〕の藍。
インディゴはもともと、インドで生まれた藍色の染料として、世界中に出回りましたが、化学染料が生まれてからは、生産されなくなり、すたってしまっていました。
しかし、近年『ヘナとインディゴ(藍)で白髪が染まる』ことが知れ渡り、現在インドではインディゴ(藍)の生産が復活しているのです。
◆インドの藍ってどんな藍?
ヘナはインドの北西の砂漠地帯で作られますが、インディゴ(藍)は、南インド、チェンナイの近くが産地です。
そして、インディゴ(藍)はこんな感じ。
先ほどの、日本の藍と見た目もずいぶん違いますよね。
このインディゴ(藍)の葉っぱは、とても柔らかく、ほんのり青っぽい緑色です。
◆インディゴ(藍)がヘアカラーになるまで
インディゴ(藍)の刈り取りは、年に3~4回だそうです。
ヘナは、ヘナの畑の周りで何かを育てることができないそうですが、インディゴ(藍)は、他の植物と隣接して育てることができるので、ヘナに比べて、小さな畑に点々と作られている感じがしました。
作り方は、ヘナと一緒。
刈り取りをして、天日干しをして、粉にします。
トラックで運ばれてきます。
このコンクリートの広場は、もともと、穀物倉庫だったそうです。
南インドの方たちは、北インドの方より、肌が黒いのです。
言語も北インドとは全く違うので、インド人同士で英語を使っていました(笑)。
乾燥したインディゴ(藍)は、こんな感じです。
柔らかいので、茎とか枝もほぼ一緒に粉砕します。
乾燥すると、より藍色に近づきますよね
◆太陽と大地のヘナでは〔ブルー〕として販売
太陽と大地のヘナでは、インディゴ(藍)100%を〔ブルー〕という名前で販売しています。
ですので、〔ヘナ+インディゴ〕の2度染めを〔オレンジ+ブルー〕の2度染めと言っていますが、どちらもヘナ100%、インディゴ(藍)100%なので、全く同じことです
インディゴ(藍)について、少しは知っていただけたでしょうか。
ヘナの情報は、他のサイトでもありますが、インディゴ(藍)の情報ってあまりないので、ぜひ、参考にしてくださいね。
余談ですが、北インドは小麦(チャパティ)文化で、南インドは米文化。そして、チェンナイは沿岸の地なので、魚料理が色々ありました(北インドでは、魚はほとんど食べません)。
また、インドのお話もしていきますね~♪
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営業時間 9:00~17:00
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