ヘナという白髪染めの選択肢
2021年02月09日
ヘナという白髪染めの選択肢
こんにちは!ヘナ専門美容室月と風城東通り店の市川です!今日はヘナと出会った私の美容師ストーリーを赤裸々に語りつつ、まだ知らない方に少しでも興味を持っていただけたらと思いながら綴ります。
目次
・ヘナとの出会いとその正体とは!?
・ヘナの白髪染めとしての魅力
・勇気をもってヘナに挑戦
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ヘナとの出会いとその正体とは!?
美容師になり10年が経ちました。美容業界に入るまで、ヘナという言葉すら聞いたことが無かったです。なので今から10年前にヘナと初めて出会ったことになります。
『ヘナは良いんですよ』とお客さまと話しているの聴いたかと思えば、『私はヘナなんて嫌い!』と言っている先輩たちがいて、一体ヘナとはどんなものなんだろうと思っていました。
先ずはヘナが良いと話している先輩に話を聞くと『ヘナは髪や頭皮を痛めることは無いし、ヘナをすること自体で自然とか健康について知ろうとするからどんどん良いことが起こるよ』と教えてくれました。
次にヘナが嫌いと話している先輩に話を聞くと『ヘナはオレンジ色にしか染まらないし、ブリーチしても赤味が抜けないから色をコントロールしにくい』と教えてくれました。それでは何故お客さまはヘナをするのかと聞くと、『健康オタクな人がやるのよ!』と。
つまり、ヘナは身体にいいけど色がコントロールしにくいものなんだということが分かりました。
ヘナの白髪染めとしての魅力
ヘナが植物なので、髪や頭皮を痛めないことやその後の調べでアーユルヴェーダ(インドの医学)の薬草として使われていること分かりましたが、ヘナがオレンジ色になるのは間違いなく、デザインとしてというか色の選択肢が全然無いのか〜と悩まされました。
そんな時、ヘナが良いと話している先輩から『ヘナの講習会やるから来ない?』とお誘いを受けました。
会場に到着すると、ヘナで毛染めされたウイッグ(美容師がカット等に使う練習用の頭)がずらりと並んでいました。
そこには、インディゴ(木藍もくらん、ナンバンアイ葉)と呼ばれるハーブを混ぜてダークブラウンに染まったものやオレンジでも回数や時間を増やすと深みが増していくものが在りました。
実際に白髪をブレンドしたヘナで染めたり、数回染めたり実験をしてみて、髪の毛を明るくできないことはありましたが、これなら天然の植物だけで納得のいく色味のコントロールが出来る!!と強く感じました。
※ちなみに太陽と大地のヘナは初摘みなので良質で濃く染まります=染まる時間が早いです。
勇気をもってヘナに挑戦
基本的には白いとこだけ染まりますが、人により生えている箇所や量は変わります。もちろん黒い髪にも色が表面に付いてます。地毛が明るいところは赤味を帯びたりします。どんな色になるか私たちスタッフは見当がつきますが、初めてヘナをされる方はどんな風なるのか想像しにくいと思います。パッチテストではヘナで染めた色の例などを紹介し、よりイメージがしやすくなります。化学染料しか選択肢がなく、仕方なく毎回美容師さんに『沁みますか?』と問われた時そんなのどうせみんな沁みるだろうと思い、我慢して『沁みません』と言ってきましたという方が多くいらっしゃいます。美容室も担当者もカラー剤も変えることは不安だと思いますが、勇気を出して一度ヘナに挑戦してみてください。
おうち時間で自分で染めたりされる方も増えているのでオンライン用のリンクを貼っておきます。